エレン・ペイジがエマ・ポートナーと結婚した。『インセプション』などで知られるエレンはダンサーのエマと極秘入籍していたことをインスタグラムで発表している。

　２人の左手だけが写った写真や、静寂な自然の中お互いの顔を近づけた白黒写真などをシェアしたエレンは「こんな最高の女性を私の妻と呼ぶことができるなんて」と感動を綴り、一方のエマも自身のアカウントに同様の写真を載せ、「この信じ難き女性を私の妻と呼ぶことができるなんて！愛してるわ！」と喜びを表している。

　２０１４年にゲイであることをカミングアウトしたエレンだが、最近は自身のセクシャリティについてこう明かしていた。「もう終わったけどね。隠していると本当に心が蝕まれるわ。知らず知らずのうちに疲弊してしまうの。自分が作り上げた現実に満足してしまうのよ。バケツの中に貯めに貯めて最後に溢れだしてしまうような感じ。私は明かさないことでＬＧＢＴのコミュニティに対し罪悪感を感じていたわ。『あんた、早くゲイって言いなさい』って自分自身に言ってた感じね。私にとっては正直になるいい機会だった。今まで経験した痛みといったものも共有できたし。でも役者で公にしている若い人ってほとんどいないのが現実だし、私はたくさんの問題について声をあげなきゃって思ってた。単に『ねえ、私ゲイなの』ってだけじゃなくね」

　そしてエレンはゲイであることを公にしたことで安堵を得たとしてこう続けていた。

　「全てが変わった。（カミングアウトした）当日から何年も感じていなかった幸福と心の平和が生まれたの。現在の私の人生は素晴らしいほどで、自分のコミュニティをサポートできる立場になり、カミングアウトしても未だたくさんの違った役を演じることができるのだと証明できて嬉しいわ。物事は早急に変わっていく。だからカミングアウトする人々が増えれば増えるほど、そのことでキャリアが台無しになるという考えに終止符をうつことができるの。それを実現する義務が私たちにはあるの」

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）