スティーヴン・スピルバーグ、オスカーで女性監督のノミネートを予想
スティーヴン・スピルバーグ監督は今年のアカデミー賞で少なくとも女性1人が監督賞にノミネートされるだろうと予想しているようだ。
先日のゴールデン・グローブ賞で、監督賞発表のプレゼンターを務めていたナタリー・ポートマンが一言「全員男性のノミネートです」と皮肉を付け加えたことを受けて、スピルバーグは来月開催されるアカデミー賞で「ワンダーウーマン」を手掛けたパティ・ジェンキンスを有力候補に挙げ、「エンターテイメント・トゥナイト」にこう話している。「今ゆっくりと、たぶん速さは足りないかもしれないけれど、女性監督にとって転機が訪れているよね。何といってもパティ・ジェンキンスがいるじゃないか。素晴らしい女性達が出てきているよ。(ディー・リース監督の)『マッドバウンド 哀しき友情』や(グレタ・ガーウィグ監督の)『レディ・バード』なんかね。素晴らしい年だし、何人かのノミネートは確実だと思う。今年のオスカーは複数じゃないにしても1人は女性監督だと予想しているよ」
「ワンダーウーマン」「マッドバウンド 哀しき友情」「レディ・バード」はすでにノミネートされ、受賞にも輝いているものの、その女性監督らは最近ノミネートの発表があった英国アカデミー賞を含め主要な賞は未だ受け取っていない。
これまでにアカデミー賞監督賞に輝いた女性はたった1人で、2010年に「ハート・ロッカー」を手掛けたキャスリン・ビグローが受賞している。1929年に同式典が始まって以来、監督賞にノミネートされた女性はビグローが4人目で、それ以降女性はノミネートされていない。(BANG Media International)