クライヴ・オーウェンは、ウィル・スミス主演の「ジェミニ・マン」に出演すると報じられている。

　同作はウィル演じる年老いた暗殺者が自身よりも２５歳若く、より高いスキルを持った自分自身のクローンと戦うストーリーとなっている。

　クライヴの役どころは明らかにされていないが、ヴァラエティによると敵役を演じる可能性が高いようだ。１９９７年から製作の話があったというパラマウントが手掛ける同作は、アン・リーが監督を務める。リーは現在ヒロイン役の選考中で、すでにタチアナ・マスラニー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、エリザベス・デビッキらと会ったという。

　当初ディズニーが製作する予定であったこの作品はダレン・レイクとドン・マーフィーがプロデュース、トニー・スコットが監督を務めることになっていた。しかし同作のコンセプトを実現するための映像効果の技術が追いついていなかったことから、長年に渡って製作が進まない状態にあったのだという。

　また主人公である暗殺者とそのクローンには別の俳優を起用するというアイデアもあったが、映像技術の発展のおかげでウィルが年齢の違う同一人物のキャラクターを２役演じることができるようになったようだ。

　同作では、ジェリー・ブラッカイマー、デヴィッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ドン・グレンジャーがプロデューサーを務め、ドン・マーフィーとチャド・オーマンがエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。

　同作の公開は来年１０月を予定していて、度重なる製作の遅れも今回のクライヴの出演発表と共に落ち着いたようだ。

　主演のウィルは実写版「アラジン」でジーニーの声優を務めることが決定している他、「スーサイド・スクワッド２」ではデッドショット役、マーティン・ローレンス共演の人気映画シリーズ『バッド・ボーイズ3』でもマイク・ラーリー役の続投が決まっている。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）