エルトン・ジョン（７０）が、ツアー生活引退前に３年に及ぶワールドツアー「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」を敢行する。２０２１年の引退まで、異例ともいえる長さのツアーで３００以上の公演をファンに披露する予定だ。

　それに先駆け同ツアーのＱ＆Ａセッションとして、今月２４日、エルトンは、ニューヨークのゴッサムホールにてＹｏｕＴｕｂｅ協賛ＶＲ１８０のライブ動画を配信した。「ライブは僕の活力の源だし、世界中の観客に向けて演奏できるなんて光栄でわくわくしているよ。最後のツアーには何十年と僕のファンを楽しませてきた情熱と創造を届けるから。このツアーが終わったら、僕の人生のある章が閉じる。移動生活にさよならだね。それからは子育てに時間を注ぐんだ」

　同ツアーは今年９月８日にアメリカ、ベンシルベニアのアレンタウンで開始され、２０１９年４月からヨーロッパ、同年１１月にアジア、１２月からオーストララシア、２０２０年３月から南米に向かい、同年末にはヨーロッパを再訪し、２０２１年の北米で幕を閉じる。

　半世紀に渡るツアー生活の集大成として５０年間のヒット曲で彩られたラストツアーとなる予定だが、エルトンは同ツアー後も創作から退くわけではないことを今回のライブ動画で約束している。「これからも興味は尽きないし常にクリエイティヴでい続けるよ。ツアーが終わったら２、３年休養かな。でも創作はし続けるし、誰が先のことなんて分かるっていうんだ。なるようになる、それが人生の不思議なところさ。僕はクリエイティヴでいるだろうよ。望むは死ぬその日まで」

　現在、２０１９年６月までの公演日程の詳細が明らかとなっており、チケットは同年３月までの北米公演が来月２日から発売となっている。

　また、公式ウェブサイトEltonJohn.comに登録することで、いち早くツアー情報のアップデートを受け取ることが可能だ。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）