ケイト・ウィンスレット、がん患者の延命治療に一役買う
ケイト・ウィンスレットががん患者の延命治療の発見に一役買ったようだ。妊娠中の子供が中絶となってしまうことを理由に卵巣がんの治療薬を拒否していたジェマ・ヌッタールという女性を救うために、ケイトは『タイタニック』で共演したレオナルド・ディカプリオに協力を頼んだ。
娘のペネロペを出産したジェマだが、医師からはがんの拡大を抑える術がないということを告げられた。しかしジェマは希望を捨てず、治療法があるというドイツの病院のことを耳にし、
母親と共に30万ポンド(約4600万円)を集めるキャンペーンを開始した。
この話を聞きつけたケイトは、『タイタニック』の登場人物にちなんで「ジャックとローズとディナーをする権利」をオークションに出した。
このディナーの権利は、ディカプリオの環境保護基金のパーティーでオークションにかけられ、ケイトは自身の取り分をジェマを助ける資金に使うことにしたという。ITVの『ディス・モーニング』に出演したケイトは、「昨年5月に母を卵巣がんで亡くしているの。母は4年も闘病していたけれど、私たち家族には予後についてろくに情報が与えられなかったの。それで他の病院はないかと探していて、ドイツの病院も見回ったわ。それと同時にイギリスでも免疫療法を可能にというChange.orgに挙げられた嘆願書を見つけたの。落ち込んだわ。その時、ジェマのことを知って、求めている金額に対してその当時わずか9000ポンド(約140万円)しか集まっていないことが分かった。それで『なんとかしなきゃ』と私は思ったわ」とことのいきさつを話した。
ケイトは、ジェマの治療のための資金にディカプリオが果たした役割をこう明かした。「私の母はとても気分が優れなかったけど、きっと他の幼い子供のいる母親のために活動したことをとても誇りに思ってくれると思ったの」「世の中に向けて情報を発信し始めたわ。募金を集めようと決心したわ。20万ポンド(約3000万円)近くを集めたときに『そろそろ親友のレオに声をかけなきゃ』って思ったの。レオは『ジャックとローズとディナーする権利をオークションに出そう』って言ったわ。それが130万ドル(約1億4000万円)もの金額になったの。私たちは3回ディナーを共にし、半分はレオの基金に寄付したわ」
同番組中では電話越しのジェマから「ケイトの助けがなければ、今生きていなかったかもしれない」とケイトに対する感謝の言葉も送られた。
(BANG Media International)