ブラット・ピットとレオナルド・ディカプリオが、チャールズ・マンソンの連続殺人事件を題材にしたクエンティン・タランティーノ監督最新作で共演するようだ。２月28日のソニーピクチャーズの発表によると、２人が共演する『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、ロマン・ポランスキー監督の当時の妊娠中の妻シャロン・テートが殺害された1969年夏の事件を中心に話が進むという。

　タランティーノ監督は、ヒッピーなハリウッドが真っ盛りの1969年のロサンゼルスが舞台になるという同作で、ディカプリオが西部劇のスター、リック・ダルトン、ブラッドがそのスタントマンのクリフ・ブースを演じると明かしており、「２人ともハリウッドでは落ち目となり、誰にも知られないほどになっていた。でもリックにはとても有名な隣人がいた。シャロン・テートというね」と語っている。

　マーゴット・ロビーがシャロンを演じるのではないか噂されている一方で、トム・クルーズの名前も挙がっている。

　ブラッドとディカプリオはそれぞれ『イングロリアス・バスターズ』と『ジャンゴ 繋がれざる者』でタランティーノ監督作品に出演した経歴がある。

　『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、ディカプリオにとって『レヴェナント：蘇えりし者』以来の出演で、一方のブラッドにとっては昨年の『ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!』以来になる。

　シャロンは殺害された時、妊娠８カ月だった。マンソンをメジャーデビューさせなかった音楽プロデューサーを逆恨みしたマンソンがカルト集団の信者に命じ、そのプロデューサーが住んでいる家だと勘違いして、シャロンと他の４人を銃やナイフで殺害させた。1971年、マンソンとその信者たちは、殺人罪などで終身刑を言い渡された。

　この新作は2019年８月に公開が予定されている。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）