ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ、再度アカデミー作品賞のプレゼンターに
昨年間違った受賞作を発表したウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイが、4日に開催される今年度のアカデミー賞授賞式でも作品賞のプレゼンターを務めるようだ。『俺たちに明日はない』で有名な2人はロサンゼルスのドルビー・シアターでリハーサルを行ったようだが、脚本家たちは受賞作発表の際の2人のセリフを試行錯誤しているとみられている。
式典の関係者がTMZに語ったところによると、フェイはリハーサルで「プレゼンターは2回目の方が上手なのよ」と発言しており、一方のウォーレンは「受賞作は『風と共に去りぬ』です」と発表していたようだ。
フェイは昨年の式典での失態に罪悪感を感じていると認めており、『ムーンライト』ではなく『ラ・ラ・ランド』を受賞作と誤って発表してしまったことに唖然としたと話していた。「彼はカードを取り出して、何も言わなかったの。ただ止まって、私やステージの袖を見ていたわ。彼が見回していたから、私が遂に『あなたってひどいわ!』って言ったの」「彼がふざけているんだと思ったのよ。彼が行き詰ったと思ったわ。ウォーレンってそう人なの。大げさに止まる瞬間を作る力みたいなのを持っているの!」
事件はウォーレンがフェイにカードを手渡した時に起こったが、そもそも『ラ・ラ・ランド』でエマ・ストーンが受賞した主演女優賞が書かれたカードが誤って入っており、フェイがその間違いに気づかずにその映画名をはっきりと読み上げてしまったことで、大参事に至っていた。
フェイはこう回想している。「私たちは、立ちすくむとは言わないまでもかなりのショックを受けていたわ。何が起こったか分からなかったの」「私は間違いなく何かできたと思うの。なぜ私はカードの情報にエマ・ストーンの名前が書かれているのが目に入らなかったのかしらってね」
一方で会計事務所のプライスウォーターハウスクーパースの担当者からその間違った封筒を渡されたウォーレンは、この一件が大騒ぎになったことは「馬鹿らしい」との見方を示していた。「ちょっと馬鹿げているよ。あの瞬間が大げさに取り上げられていることに面白さも感じたけど、こういうことってあるだろ」
(BANG Media International)