『絵文字の国のジーン』、ラジー賞で最多4部門受賞
『絵文字の国のジーン』がゴールデンラズベリー賞の最低作品賞を受賞した。同作は3日(土)、『ベイウォッチ』『フィフティ・シェイズ・ダーカー』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』『トランスフォーマー/最後の騎士王』らを抑え、ラジー賞の名でも知られる最低な映画に贈られる同賞の最多4部門を制覇した。
また同作は最低映画賞だけでなく、最低脚本賞とトニー・レオンディスの最低監督賞、そして劇中に登場する絵文字が最低スクリーン・コンボ賞をそれぞれ受賞した。
また『フィフティ・シェイズ・ダーカー』は最低リメイク、パクリ、続編賞に選ばれ、出演しているキム・ベイシンガーが最低助演女優賞を受賞した。
21年前に『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー助演女優賞を受賞しているキムだが、今年アカデミー賞受賞経験者でラジー賞を受賞したのはキムだけではない。
1995年に『ブレイブハート』で監督賞と作品賞を受賞したこともあるメル・ギブソンは、『パパVS新しいパパ2』で最低助演男優賞に選出されている。また、3度アカデミー賞にノミネートされたことがあるトム・クルーズが『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』で最低主演男優賞を受賞した一方で、タイラー・ペリーは女装で出演した『タイラー・ペリーの出たぞ~! マデアのハロウィン』で最低主演女優賞に選ばれている。
『ベイウォッチ』は、オンライン投票の結果、スペシャル・ロッテン・トマト賞の不名誉に輝いた。
一方で全部門にノミネートされていた『トランスフォーマー/最後の騎士王』だが、受賞することからは辛くも逃れた。
ラジー賞は毎年アカデミー賞と同じ週末に発表され、受賞者はモンタナ州を除く全米と26ヶ国の同財団の会員による投票によって決められる。
(BANG Media International)