ヴィヴィアン・ウエストウッドのドキュメンタリー映画を息子が酷評

 ヴィヴィアン・ウエストウッドの息子で自身もファッションデザイナーのベン・ウエストウッドが、母親についてのドキュメンタリー映画を酷評している。ベンは、今年のサンダンス映画祭でプレミア上映されたドキュメンタリー映画「ウエストウッド:パンク・アイコン・アクティビスト」の信ぴょう性に関して、ローナ・タッカー監督がヴィヴィアンのアクティビズムやチャリティー活動などではなく、過去の映像に焦点を当てたことを理由に、疑問を呈した。

 デイズドに載せられたベンの声明文にはこう綴られている。「最近、ローナ・タッカー監督が3年間をかけて製作した母ヴィヴィアンのドキュメンタリー映画を観る機会があり、それについて以下の声明を発表したいと思います。ローナはヴィヴィアンに、あなたのアクティビズムに関する映画を製作したいと申し出たことで同意となりました。その事でヴィヴィアンはお金を要求しませんでしたし、誰もがローナに協力しました。ローナはヴィヴィアンの自宅や家族、友人を訪れ、私たちはプライベートな写真などを提供しました」「でも、一体全体ローナは何をやっていたんでしょうか?彼女は全ての素材を手にしたのに、重要でないことに焦点を当てました」「彼女はリアルな物語を選ばなかったのです」「ヴィヴィアンの世界観や環境への取り組みの描写はもちろん、適切に彼女のファッションを映してもいません。撮影期間中、ヴィヴィアンはファッション業界で素晴らしい仕事をしていましたけれど、それも全くもって映っていません。お蔵入りシーンの寄せ集めです」「ローナには提供した全ての素材を私たちに返却してもらいたいです。それらは唯一の記録ですから。そしてこの映画で稼いだお金を、ヴィヴィアンのチャリティーのうちの1つに多少なりとも寄付をしてもらえればと思います。そのチャリティー自体もこの映画からは見えて来ませんが」

 同作の公開後、ヴィヴィアンの代理人も本人のチャリティー活動がたった5分間さえも映されていないとして遺憾の意を表し、「ガッカリです。映画は平凡です。ヴィヴィアンや(彼女の夫でクリエイティブ・ディレクターでもある)アンドレアス・クロンターラーとは真逆です」とコメントしていた。

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