カニエ・ウェスト（４０）が哲学書を執筆中であることを明らかにした。妻であるキム・カーダシアンとの間に４歳のノースちゃん、２歳のセイント君、３ヶ月のシカゴちゃんを持つカニエは今回、異なる時間の概念というテーマに基づいた「ブレイク・ザ・シミュレーション」という名の大冊を執筆中であることを明かした。

　カニエはこう話す。「新しい概念があって、調べているところなんだ。『ブレイク・ザ・シミュレーション』っていう哲学書を書いている真っ最中なんだよ。俺にはこの哲学があって、でも哲学って聞こえが重苦しい時があるから、概念と言うことにしよう。俺には写真についての概念があるんだけど、今は中立の状態にいるんだ。写真は自分を過去にも未来にも移動させてくれるから、人間は写真に執着しているよね。記録として使うこともあるけど、多くの場合がその目的を超えている。人は思い出の中に浸りすぎているんだよ。人はいつも何かしらの歴史を聞きたがるもので、それはとても重要なことだけど、歴史を過剰に重要視しすぎだと思うんだ」

　さらにカニエは自分の信念が、未来は現在と同時に起きているという意味を持つ「今がすべての時」だとも明かした。

　ザ・ハリウッド・リポーターでデザイナーでキュレーターのアクセル・フォヴォルト氏とインタビューしたカニエは、「今がすべての時だと信じているよ。未来は今ここにあって、過去も今ここにある。『おお！あなたは未来から来たのか』って言いたくなるような人に会うこともあるだろ。スピリットから感じ取れるんだよ、その時代に歓迎されてないのにそこに居留まる人たちもいれば、時代に歓迎されて今現在にいる人たちもいて、そういう人たちの方が有名になったり、悪名高くなったりするんだ。でも俺は時代に左右されないエネルギーや、周りにいる人やミュージシャンたちとは繋がっているから」と語った。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）