ケンドリック・ラマー、ヒップホップ初のピュリツァー賞!
ケンドリック・ラマーが史上初のラッパーとしてピュリツァー賞音楽部門を受賞した。文学、ジャーナリズム、音楽の3部門に分かれるこの名誉ある賞にケンドリックは自身4作目となったアルバム『ダム』により選出された。
現在のところケンドリック本人からの受賞コメントはないが、過去には特別賞としてボブ・ディラン、ハンク・ウィリアムス、デューク・エリントンらが受賞しているものの、同部門をクラシック、ジャズとは畑の違うミュージシャンが受賞するのは初めての快挙となる。
ラップにスポークン・ワード、ポエトリー、ジャズ、ファンクと様々なジャンルの要素を融合させ、警察による暴力や、人種を巡るステレオタイプを暴いたリリックをのせるケンドリックだが、昨年インタビュー誌にこう答えていた。
「誰にも俺の音楽をジャンルでくくらせたくなんかない」「『これは奴本人の本物の気持ち、感情、アイデア、思考、意見、世界の見方が1つのレコードに収められたものだ』って言って欲しいんだ。そしてその音楽を自分たちの人生に役立てて欲しい」「外に出て色々な人たちと話すと彼らが俺の、悪びれずに自分の考えをさらしアプローチするやり方を高く評価していることを実感するんだ」
また、今回のケンドリックの受賞には著名人からのコメントも多数寄せられていて、リース・ウィザースプーンは「ケンドリック、ピュリツァー賞おめでとう、。あなたの刺激に満ちた革新的な仕事の成果ね。真実を語り続けて」と、エレン・デジェネレスは「ケンドリックがラップで初のピュリツァー賞受賞。よし」とツイートしている。
(BANG Media International)