ニコラス・ケイジ、俳優業を引退へ?
ニコラス・ケイジ(54)は「あと3、4年」で俳優業を引退するつもりのようだ。『ゴーストライダー』や『ナショナル・トレジャー』などで知られるニコラスだが、製作側に回りたいため、俳優としてのキャリアはもうそれほど長くないと明かした。
プエルトリコにて新作『プライマル』のPR中、ニコラスはザ・ブラストらの報道陣に対して「製作業や監督という意味では、また作品作りに戻るつもりだよ。僕の持つサターン・フィルムズは僕が出演している全ての映画に参加しているからね」「監督業は将来的に楽しみにしていることなんだ。今の僕は主に映画の出演者だろ。それはあと3,4、年続けるけど、その後は監督業により焦点を置きたいね」と話した。
仕事をしていない時の自分を「自己破滅的」だと表現するニコラスは、演技の道を退いた後にも仕事はしていきたいと思っているようで、「仕事をしたい理由はいくつかあるよ。そのうちの1つは、ものすごく正直言って、仕事をしていない時の自分がちょっと自己破滅的だからなんだ」「仕事の構造というものが好きなんだよね。ワインを1本で済ますか2本になるかって違いさ。仕事がある時の生活習慣や構造ってものがあるからさ」と話している。
一方でニコラスは生活費のために大作映画に出演していることも認めている。「過去に犯した過ちに取り組まなければいけなかったこともあるし、経済的に立ち直らなければならなかった時期もあった。でも演技という観点から自分にふさわしい映画というだけでなく、みんなと同じように生活費のためにも映画を探す必要があったんだ。結局のところは仕事だからね」
カメラの反対側に回りたいという意向は明かしながらも、役者としての映画作りの情熱も消えてはいないようで、「映画を作るのは好きだよ。演技も楽しいしね。映画や演技が持つ力が好きだし、練習も好きなんだ」「自分の作品とつなぎとめておいてくれるし、今はこれまでで最高な状態にあると感じているんだ。感情が手に取るように分かるし、自分なりの取り組み方も心得ているからね」と続けた。
(BANG Media International)