エヴァン・レイチェル・ウッド、男性と同額の給料に感動
エヴァン・レイチェル・ウッド(28)は自分が男女平等の賃金を支払われていると知った時、感動したそうだ。エヴァンは人気SFドラマ『ウエスト・ワールド』の男性共演者であるアンソニー・ホプキンスやエド・ハリスと同じ給料をもらっていると知った時、驚いたという。
エヴァンはこう話す。「ただ教えられたの、『君は男女平等の給料をもらっているよ』って。私は『え?』ってなって、感極まっちゃって、『今まで男性の共演者と同じ給料もらったことなんてないわ…一度たりとも』って感じだったわ」
しかしその一方でエヴァンはこの決断に驚いてもいるようで、ザ・ラップとのインタビューで「それって『君はアンソニー・ホプキンスかエド・ハリスだから』って言われてるようなものよ。でも私たちみんなが同じ量の仕事をしていて、一生懸命働いていると思うしね」と語った。
そんなエヴァンは以前にも、映画業界における男女の賃金の格差が「唖然」だと明かしていた。
男女の賃金差をじかに経験したことがあるかと聞かれたエヴァンは、「もちろんよ、何度もあるわ。私は俳優と付き合って結婚したこともあるけれど、給料の格差は明確だったわ。唖然の格差よ。私と同レベルの人とでも、その差は歴然としていたわ」と答えた。
エヴァンは、とある映画で業界で無名の俳優の相手役で主役を務めた時のことを思い返す。「私は3歳か5歳のころからずっと仕事をしていて、熱心に働いているのに、私が男じゃないってだけで主役扱いしてくれなかったわ。十分にお金を支払ってもらえないことで役を断らざるを得ないこともあった」と話す。
しかしエヴァンは、大多数のものごとが男によって決断される「男性優位社会」のハリウッドだからという理由で、女性が活躍する映画を批判する人はいないと思っているようだ。
エヴァンは「まぁ面白いことに、人々は女性優位な映画を批判していないと思うわ。そう思われがちなのは、男性優位社会で、多くのエンターテイメントの決断が男性によって下されているからだと思うの」と話し、「女性優位だからといって人を遠ざけるという誤解を除いては、よくなりつつあると思うわ」と続けた。
(BANG Media International)