『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』客足伸びず、今後のスピンオフ製作に影響
先週から海外公開が始まった『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の不発を受け、ルーカスフィルムが今後の作品の公開スケジュールを再考しているそうだ。同社は元々、1年に1本のペースで映画を公開するつもりでいたようだが、同作の興行収入の不調により、現在これからの作品のアプローチ方法を再検討しているという。
ロン・ハワードが監督を務める同作の興行収入は、組織的な宣伝キャンペーンを行ったにもかかわらず、現在アメリカ国内で1億300万ドル(約112億円)、世界中で6500万ドル(約70億円)に終わっている。対照的に、2016年に公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、アメリカ国内で1億5500万ドル(約167億円)、世界中で10億5600万ドル(約1140億円)もの興行収入を記録していた。
関係者がハリウッドレポーターに語ったところによると、同社は1年に1本という製作ペースを廃止するつもりはないものの、「スター・ウォーズ」シリーズの映画を短期間で続けて公開するのはやめるつもりのようだ。
今回の興行収入の低調が明らかとなる直前には、同作が「クリエイティブな実験」だったとハワードは明かしていた。
フィル・ロード&クリス・ミラーのコンビが同作の監督を解任された後、その任務を引き継いだハワードは、「すでに練られていた多くのアイデアに非常に感謝しています。なので、私が関わっていないシーンがありました。よくある創造性の違いです」「あまり良いアイデアがなかったということではありません。私が新しいアイデアを出したこともありました。時にはたくさんの変更も入れましたし、またある時は元々の素材を使ったり、丸ごとそのまま使ったりもしました」「私にとって、この映画は私が介入する前に存在した素晴らしいクリエイティブな考えや面白いアイデアを用いたある種のクリエイティブな実験でした。プレッシャーはありましたよ。製作会社が決めた公開日がありましたからね」と語っていた。
(BANG Media International)