ヴィン・ディーゼル、30年を経て博士号を取得
ヴィン・ディーゼル(50)が大学中退から30年経って、ついに博士号を取得した。「ワイルド・スピード」シリーズでお馴染みのヴィンは、ニューヨーク市立大学ハンター校の英文学の名誉博士号を授与され、5月30日に市内のラジオシティ・ミュージックホールでの卒業式に出席した。
同校の紫色の卒業生用ローブを着用したヴィンは、およそ1800人もの学生の聴衆に向けたスピーチの中で、「ハリウッドにいる一方で、いつもこのハンター校の誇りを持っていました」「私が皆さんに伝えるのは、ハンター校での経験からたくさんのことを学んだということです」「若かったし、用心棒をしていました。用心棒をしていない時には、多様な学生仲間と教室にいました」と話し、自身の混血という出自のせいで役が貰えなかった時にも「誇り」を持ち続けたそうで、「多文化を背景に持つ子供を雇う人なんていませんでした。『グローリー』のような映画を考えてもみてください。誰が雇ってくれる人がいると思いますか?デンゼル(ワシントン)やマシュー・ブロデリックの役ですよ」「世の中はまだ状況が整っていなかったのです」「私たちは努力家で、何でも克服することができます。ここでそれを学び、世に出るのです」「そしてハリウッドを見てみてください。ハリウッドの顔ぶれの変化を」「文字通り、ハリウッドの顔を変えるんです。戦うための尊厳や誇り、意志があるんですからね」と続けた。
また、配役を貰うのに苦労していた当時のヴィンは警備の仕事に復帰したが、ハリウッドスターになると決心していたという。
ヴィンは当時のことを、「警備仲間のみんなからは『大物映画スターになるんじゃなかったっけ』って言われました。そして他人の家のソファで眠る生活をし、他の方法を考える必要があったのです」と回想した。
(BANG Media Internationasl)