ケイト・スペードが死去 55歳 自殺の可能性も
ケイト・スペードが死去した。55歳だった。人気ブランド、ケイト・スペード・ニューヨークの創設者として知られるケイトは、ニューヨークの自宅で遺体で発見されたと言われており、自殺の可能性もあるという。
ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ケイトはパーク・アヴェニューにある自宅でハウスキーパーによって発見されたようで、遺書を残していたというが、現在のところ正式発表はなされていない。
ケイトは俳優のデヴィッド・スペードの兄である夫のアンディ・スペードと1993年にケイト・スペード・ニューヨークを立ち上げて以来、デザイナーとして輝かしいキャリアを築いてきた。代表的なカラフルなハンドバッグから始まり、後にはアクセサリーや洋服にまで事業を拡大し、10憶ドル(約1100億円)超えのブランドへと発展した。
ケイトは2006年に株式をすべて売却し、2016年のインタビューの中ではそれが13歳の娘の育児に時間を取るためだったと明かしていた。その際のインタビューでケイトはこう語っている。「休みが必要だったの。娘の育児に専念したかったから。人からは『戻りたいと思わない?』と聞かれるけど、全然そうは思わなかった。仕事はもちろん大好きだったけど、自分で思っていたよりも恋しくならなかったの」
2016年にデザイナー業に復帰したケイトは、フランシス・ヴァレンタインという小物ブランドを立ち上げ、そのブランド名に合わせて自身の名前もケイト・ヴァレンタイン・スペードへと法的に改名していた。(BANG Media International)