エルヴィス・プレスリーのドラマー、D・J・フォンタナが死去
エルヴィス・プレスリーの長年のドラマーとして知られたD・J・フォンタナが死去した。87歳だった。エルヴィスのバンドの生存する最後のメンバーであったフォンタナが、自宅で眠っている間に息を引き取ったことが遺族によって発表された。
フォンタナと同居していた息子デヴィッドによれば、苦しむことなく静かにこの世を去ったそうで、今は遺族のプライバシーの尊重を求めている。
フォンタナはエルヴィスを筆頭に、スコティ・ムーア、ビル・ブラックらと共に構成されたブルー・ムーン・ボーイズに1954年10月に加入した後、15年間に渡る活動の中で『ハウンド・ドッグ』や『監獄ロック』『ハートブレイク・ホテル』など数々のヒット曲を共に生み出した。1956年から1957年にかけての『エド・サリヴァン・ショー』をはじめ、数々のテレビ番組にもエルヴィスと共に出演していた。
バンド自体は1958年に解散したものの、フォンタナとエルヴィスは60年代に入ってからも頻繁に共に活動していた。
フォンタナは2009年4月、ロックの殿堂入りを果たしている。
(BANG Media International)