ライアン・ゴズリング主演「ファースト・マン」、ヴェネツィア映画祭でオープニング上映

 ライアン・ゴズリング主演の新作伝記映画「ファースト・マン」が、ヴェネツィア国際映画祭にてオープニング作品として上映されるという。ライアンが人類初の月面着陸に成功した宇宙飛行士ニール・アームストロングを演じる同作が、8月29日から始まる同映画祭の開幕を飾る。

 以前「ラ・ラ・ランド」でライアンとタッグを組んだこともある同新作の監督デイミアン・チャゼルは「そのミッションの全容がどれだけ過激で、常軌を逸し、物議を醸したものだったのか」を見せたいという。

 チャゼルはBBCにこう語っている。「最初の一歩を踏んだ人間の心理状態はどうなものだったのだろう?多くの人が失敗して命を失うかもしれないと思っていた時代にね」「僕はニールに魅了されたんだ。あのミッションに至るまでの長期間、何が彼の脳裏をよぎっていたのか、どれだけ超人的なことだったのかってね」

 ここ何年にも渡って、ヴェネツィア国際映画祭のオープニングを飾った作品は名作揃いで「バードマン」や「ブラックスワン」など枚挙に暇がない。

 そんな期待の新作で主演を務めるライアンは以前、映画がどのように自身の人格や物の見方に影響を与えてきたかについて明かしていた。

 「『ダンボ』や『エレファント・マン』を観た時、自分の中にあった壁がぶち壊されて、共感という名の空間が作られたような感じがしたんだ」「痛みを伴う映画だけど、ああいったものを観れたことに感謝している。もう一度観るのは怖かったね。だって、ああいった感情をもう一度体験したいかといえば、自分でもよくわからなかったから。でも、観終わると気持ちは変わるんだ。自分も知らなかった自身の側面がさらけ出される感じだったね」(BANG Media International)

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