ビリー・ジョエル、エルトン・ジョンに新作発表の中止を進言

 ビリー・ジョエル(69)がエルトン・ジョン(71)に対し、名声に傷がつくという理由で新作のリリースを止めるよう忠告した。1993年の『リヴァー・オブ・ドリームス』以来アルバム制作を行っていないビリーだが、エルトンから新曲を作れと急かされる一方で、エルトンに対して、自分の功績の足を引っ張ることになるから、音楽制作を控えるように提言している。

 ビリーはこう語る。「表舞台にいたいとレコーディングを続けているアーティストたちがいる。もしその質が悪ければ、その人の業績全体の足を引っ張ってしまうというのにだ」「エルトンは僕に言うだろうね。『もっとアルバムを作ったら?』って。でも、僕は『もっとアルバム制作を減らしたら?』って言うさ。『自分の遺産の足を引っ張っているよ』とは言いたくないからね」

 そして引退を考えているかと尋ねられたビリーは、最近ファイナルツアーを発表したエルトンと同じ道は辿らないとして、「僕には世界一の仕事がある。そこに上がって、爆音を出す。女の子たちが叫ぶ。そして大金が手に入るんだ。からかっているのかい?」と答えていた。

 しかし、ビリーの頭の中には、引退を決めた際の最後のツアーの青写真があるようだ。

 「今、引退ツアーのアイデアはあるね」「ステージは、リビングみたいなセットだよ。ソファー、テレビ、テーブル、食べ物とね。あと僕と観客の間には防弾ガラスをね」「僕は登場すると、ソファーで横になるんだ。で、リモコンを掴んでテレビを見始めるわけさ」「観客は2分くらい経って、『何だこれ、酷すぎるぞ』ってなるんだ。それで、ガラスの出番というわけさ」「僕と観客の間に繋がりを作るんだ。観客が2度とお金を払って僕に会いに来なくなるのは分かっているけどね」

 しかしビリーは自身の曲をパフォーマンスをするのが難しくなった際にはすぐに身を引く心構えのようで、だましだましやるのは最悪だと説く。

 「僕はすでに悩んでいるんだ。20代から30代にかけて作った曲を60代の今歌うことは容易なことじゃないんだ」「いくつかの曲でキーは落としているよ。できれば、気づかないでいてほしいけど」「もしキーがきつい時は、変化球を投げるんだ。直球ではなくね。でもそれを投げ過ぎた時は、やめる番だね」「ごまかすのは嫌なんだ」

(BANG Media International)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス