ポール・マッカートニー、ビートルズゆかりのクラブに帰還
ポール・マッカートニー(76)が26日、ザ・ビートルズの心の故郷、英リバプールのナイトクラブ「ザ・キャバーン」にてサプライズライブを敢行した。250人あまりのファンを前にポールは即興演奏を始め、エディ・コクランの「トゥエンティ・フライト・ロック」のカバーで幕を開けたという。
同クラブは、15歳のポールがオーディションにて確かなギターのテクニックでジョン・レノンを驚かせ、ビートルズの前身バンド、ザ・クオリーメンに加入となった場所だ。
1999年以来となる再建された同クラブでの演奏の中、ポールは、「戻ってこれて最高」「想像してみて。ずっと昔に僕らはザ・キャバーンでライブをしながら未来なんて全くわからなかった。でもうまくやったかな」と観客に話しかけていた。
そしてクオリーメンにオマージュを捧げ、1958年当時ジョン、ポール、ジョージ・ハリスン、ピアニストのジョン・ダフ・ロウ、ドラマーのコリン・ハントンと共にレコーディングした「イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー」も披露した。
また、ライブ中ポールはスマホ撮影禁止として、「みんな写真を撮るなって言われたはずだよ」「君もそして君も写真を取って、げんなりするよ。約束は守ってくれ!」と呼びかけてもいた。
新作「エジプト・ステーション」からドナルド・トランプ大統領へのプロテストソングとされる「フー・ユー」も披露した今回の無料ライブにはポールを近くで一目見ようと長蛇の列ができていたそうだ。
また、ポールは今週始め、かの有名なロンドンのアビーロード・スタジオにてライブを開催し、ジョニー・デップ、リブ・タイラー、カイリー・ミノーグ、ストームジーなど豪華ゲストがかけつけ話題となっていた。更に「アビー・ロード」のジャケットの横断歩道を49年ぶりに渡りファンを沸かせてもいた。(BANG Media Internationasl)