故ケイト・スペードへ、残された夫が捧げる夏のクリスマス
米ファッションデザイナー、ケイト・スペードの夫が亡き妻にクリスマスツリーを捧げている。今年6月、うつ病及び不安神経症との闘病の末、自ら命を絶ったケイトに対して、夫アンディ・スペードと13歳になる娘ベアさんが季節を越えて感謝の意を表した。
先月31日、ケイトの死後初めて投稿したインスタグラムでアンディは、荒野に1本立つ木にクリスマスの装飾をした写真にこう綴った。
「1962年クリスマスイブに彼女は生まれた。ミッドウェスト(米中西部)の荒野、そして都市が彼女は大好きだった。私は幸運にもこの辛い時期に私と娘を泊めてくれる親友達がいた」「この木は、その家のそばにぽつりと1本立っていた。カラフルで少し時代錯誤の電飾をアマゾンだかターゲットで注文した。別の親友がとても長い延長コードをくれた。ベアと私はダンボールを切り、そこにレイノルズのアルミホイルを巻いて星をこしらえた。毎年クリスマスにするのと同じように」
ケイトとは10カ月間の別居中だったというアンディだが、死後ニューヨーク・タイムズ紙に寄せられた手記にはこう綴られていた。
「ケイトはこの世界で最も美しい女性でした。私が知る中で最も優しい人物であり、私にとっては35年来の親友でした。娘と私は彼女の死に打ちひしがれており、彼女なしで人生を送っていくことを考えることもできません。私たちは深く傷ついており、彼女がいないことをすでにさみしく思っています」「ケイトは長年、うつ病と不安神経症に悩まされていました。積極的に治療を求め、担当医とも密接に取り組み、あまりにも多くの命を奪ってしまうこの病に立ち向かっていたのです。私たちは前日の夜に彼女と話をしましたが、幸せそうな様子でした。こんなことを彼女がすることを思わせるような素振りは一切ありませんでした。あまりのショックでしたし、明らかに彼女らしい行動ではありません。彼女は悪魔と戦っていたのです」(BANG Media International)