アンディ・サーキス、『動物農場』をネットフリックスで映像化

 アンディ・サーキスが1945年発表のディストピア小説『動物農場』をネットフリックスで映像化する。アンディは、ジョージ・オーウェル原作の同作の映像化権と共に2012年からテレビドラマ化に向けて動いていたが、遂にネットフリックスが映画化の権利を買い取ったとヴァラエティ誌が報じている。

 自身の監督作『モーグリ』でバルー役として出演も果たすアンディは昨年こう話していた。「実際のところ、『モーグリ』の監督業が始まる前に、(『動物農場』に)僕らは取り掛かっていたんだ」「役者の顔を猿に当てはめるのは非常に難しい作業だよ。でも、どうやって人間じゃないキャラクターを創作したり、リアリティのある擬人化をさせるんだい?ヒョウに扮したクリスチャン・ベールやトラに扮したベネディクト・カンバーバッチみたいに、役者の感情や意識を本当に読み取るんだ。本当に表情がわかるようになるんだ」「だから、『動物農場』も同じになるよ。モーションキャプチャーを使うつもりだし、素晴らしい役者たちを揃えている。今ちょうど脚本を改稿しているところさ。『動物農場』を製作するには最高のタイミングだ!」

 一方でアンディは今年5月、『モーグリ』の製作は、同じ原作で2016年のディズニーの実写版『ジャングル・ブック』との競合意識はなく、楽しかったと回想していた。

 「誰が最初に登場するのかっていう感じだった。当時は狂っていたね。モーションキャプチャーを進化させることに時間を費やしたかったんだから。その作業は複雑で、急いでやりたくはなかった」「最初の仕事は、感情的にリアリティのあるキャラクターだと感じられるようにデザインすることだった。単に本物のトラやヒョウ、熊の写真を撮るといった類のことじゃないよ」「役者の顔に合わせて(キャラクターを)デザインするんだ。ポストプロダクションの段階で、リアリティを出し、役者の演技を尊重するために視覚効果の会社にお願いしたんだ。時間をかけたよ」(BANG Media International)

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