ドリー・パートン、ミュージケアーズ ・パーソン・オブ・ザ・イヤーに選出
ドリー・パートン(76)が2019ミュージケアーズ ・パーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。音楽界での功績及び慈善活動への献身を称える同賞が、29年の歴史の中で初めてカントリーミュージックのアーティストに授与される。
ドリーは女性の受賞者としては6番目、歴代受賞者には先日亡くなったアレサ・フランクリン、ポール・マッカートニー、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、スティービー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ポール・サイモンとそうそうたる面子が並んでいる。
前年度はフリートウッド・マックがバンドとして初の受賞者となり、式典でマイリー・サイラスと共演し話題となっていた。ちなみにマイリーのゴッドマザーはドリーで、今回の式典にもマイリーが登場するのではないかと予想されている。
ミュージケアーズ及びレコーディング・アカデミーの会長ニール・ポートナウはドリーの受賞決定についてこう話す。「ドリー・パートンは常にそしてこれからもクリエイターやアーティストにとって勇気ある先駆者、不屈の精神を体現する人であり続けるでしょう。故に彼女にミュージケアーズ ・パーソン・オブ・ザ・イヤーを授与するということは強靭な本物の柱、我々全員が仰ぎ愛する人に敬意を表すということです」「伝説的才能と共に彼女は何十年に及ぶキャリアを誇り、パフォーマーとしての才はステージ及びスクリーンで十二分に発揮されています。そして慈善活動の力について知っている彼女は自身の名声を自然災害、教育、読み書きのプログラムといった様々な分野への貢献に使ってもいるのです」
この発言からもドリーは慈善活動家としての顔も有名で、最近は子供達に本を読む大切さを説くためYouTube Kidsの読書推奨キャンペーンに参加していた。また、遡ること1995年には自身で「本の贈り物」計画としてアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの5歳までの子供たちに無料の本を提供するプログラムを実施してもいる。
主催のミュージックケアーズは1989年、音楽業界にいる人々に、最低生活賃金、医療費、HIVやパーキンソン病といった難病に対する治療に関する支援を提供するために設立された。
ドリーはレコーディングアカデミー主催のグラミー賞の2日前となる来年2月2日、ロサンゼルス・コンベンション・センターにてこの名誉を受け取る。(BANG Media International)