キッス、解散前最後のツアーを敢行
キッスがバンドとしての最後のツアーを敢行することを発表した。45年に渡って活動してきた大御所バンドのキッスは「エンド・オブ・ザ・ロード・ワールドツアー」を行うことを明かし、日程さえ決定していないものの、これまでで最も大掛かりなショーになると意気込みを見せた。
19日に米NBC局の『アメリカズ・ゴット・タレント』今シーズン最終回に出演し、ヒット曲『デトロイト・ロック・シティ』を披露した際、メンバーは「これが俺たちにとって最後のツアーになる」「今までやった中で最も激しい最大のショーになるよ。俺たちのことを好きな人は見に来てくれ。見たことがない人はこれがチャンスだ。このショーがね」と語り、その後に公式サイトでも次のようなコメントを発表している。
「この40年間に渡って俺たちが築き上げ、勝ち得てきたことは、世界中のクラブやアリーナ、スタジアムを埋め尽くしてきてくれた何百万人のファンなしではあり得なかった」「このツアーはこれまで見たことのある人にとって究極の祝宴となり、見たことのない人たちにとっての最後のチャンスとなる」「キッス軍団のみんな、史上最高のショーを届けるラストツアーでお別れを言うよ。そして悪びれなく、止められないという活動当初の姿勢で去るつもりさ」
ジーン・シモンズ、ポール・スタンレー、トミー・セイヤー、エリック・シンガーから成るキッスは、2000年にも一度解散宣言をしていたものの、エース・フレイリー、ピーター・クリスらオリジナルメンバーの脱退を経ながらも2年後に活動を再開していた。
ジーンは復帰の理由がお金とファン、自分のためだったと後に語っている。(BANG Media International)