メル・ギブソン、リメイク版『ワイルドバンチ』の監督へ
メル・ギブソンがリメイク版『ワイルドバンチ』でメガホンを取るようだ。『ハクソー・リッジ』で監督を務めたメルは、1969年公開の同サム・ペキンパー監督作のリメイク版でブライアン・バグビーと共同で脚本を執筆するほか、製作総指揮も兼任するとデッドラインが報じている。
ウィリアム・ホールデンやアーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアンらが出演したオリジナル版は、1913年のアメリカ西部を舞台に、産業変革を前に最後の大仕事を果たそうとするならず者たちの物語だ。暴力的すぎるという理由で公開当初から物議を醸したものの、マルチアングルやスローモーションなどの手法が評価され、ペキンパーとウォロン・グリーン、ロイ・N・シックナーらが手掛けた脚本や音楽はそれぞれアカデミー賞の脚本賞と作曲賞にノミネートされた。
一方でメルは、麻薬カルテルに同僚を殺された復讐として、カルテルから麻薬から得た収益を盗もうとする元海兵隊員を主人公に据えた新作映画『ウォー・ピッグス』でコリン・ファレルと共演する予定も控えているほか、第2次世界大戦を題材にした映画『デストロイヤー』での監督業や、『パパVS新しいパパ2』で親子を演じたメルとの再共演を熱望しているマーク・ウォールバーグ主演の1970年代のテレビドラマ『600万ドルの男』リメイク版のキャスト候補にも挙がっている。(BANG Media International)