ユージェニー王女、ウェディングドレスに込めた意図

 ユージェニー王女(28)のウェディングドレスは、あえて脊椎側彎症の手術痕が見えるようなデザインにしたようだ。12日にウィンザー城内セント・ジョージ礼拝堂でジャック・ブルックスバンク氏と挙式したユージェニー王女は、12歳の時に受けた背骨の湾曲を矯正する手術の跡がはっきり分かる、背中の大きく開いたウェディングドレス姿を披露した。

 首から背中にかけて細長く残る傷跡を大胆に見せるデザインのドレスを着ることで、医療に携わった人々への敬意と同じ病気に苦しむ人々へ希望を示したいと考えたというユージェニー王女は、挙式前に出演した英テレビ番組『ディス・モーニング』で次のように話していた。

 「私は12歳の時に背中の手術を受けました。皆さんも金曜日(の結婚式の時)に分かると思いますが、これは私を助けてくれた人たちへ敬意を示す方法であり、同じ病気の中にいる若い人たちの味方であることを示す方法でもあります」「美しさの在り方は変えられると思いますし、傷跡を人に見せても良いのです。そのために立ち上がるのは本当に特別なことです」

 イギリスのファッションデザイナー、ピーター・ピロットとクリストファー・ドゥ・ボスが手がけたアイボリーの長袖ポートレイトネックラインドレスを着たユージェニー王女は、ベールは身に着けず、祖母であるエリザベス女王から借りたグレヴィル・エメラルド・ココシュニック・ティアラを合わせていた。また王室の公式発表により、ドレスのモチーフに込められた意味も次のように明かされている。

 「(ドレスの)シンボルは、王女とブルックスバンク氏の(スコットランド)バルモラルへの敬意を示したスコットランドのアザミ、(母親の)ファーガソン家との結び付きを示すシャムロック(アイルランドのクローバー)、そして2人の邸宅を示すヨークのローズとアイビーの葉です」

 その他にも、ダイヤモンドとエメラルドのドロップ型イヤリングは新郎からのウェデイングギフト、サテンのピープトゥヒールはシャーロット・オリンピアのものだった。 

(BANG Media Internationasl)

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