「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」続編が製作へ
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」続編が製作されるようだ。故ジョージ・A・ロメロが1968年にメガホンを取ったゾンビ映画の先駆けともいえる同作は、公開後50周年を迎えた今年、未発表の続編の脚本が見つかり、リビング・デッド・メディアが映像化に取り組むようだ。
同社はブラッディ・ディスガスティングでこう声明を発表している。「ホラー映画の(アメリカ合衆国の歴代大統領の顔が彫られていることで有名な)ラシュモア山とも言われる『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の歴史は、世界中のホラーファンなど多くの人たちに知られています。しかし1970年代にはほとんど知られていないことでしたが、オリジナル版の脚本家やプロデューサーたちは、この傑作の続編脚本を執筆していたのです。どういうわけか続編が製作されることはありませんでした。今日までずっとです。リビング・デッド・メディアは その埃を払いのけ、素晴らしいチームと共に新作を製作します」
ロメロが脚本にタッチしていたのかどうかも含め続編の詳細については不明だが、来年の公開を目指しているという。
また先月にはロメロが残した50本近い遺稿が見つかり、ロメロの妻スザンヌ・デスロチャー・ロメロがそれらの映画化に取り組んでいるとしてComicBook.comにこう語っていた。「彼が執筆した脚本がとてもたくさんあります。ですが、どんな作品なのかはまだ知られていません。ジョージは多作な脚本家でしたからね。執筆作業が大好きで、彼が残した脚本が40か50本ほどあります。その大半が素晴らしい出来です。彼には伝えたい物語がたくさんありましたが、まだ伝えることができます。私がそれを実現させるからです。それが私の役目なのです」
一方でロメロは昨年7月に77歳で亡くなるまで現在も製作中の「ロード・オブ・ザ・デッド」に携わっていた。(BANG Media International)