マイケル・J・フォックス、妻のおかげで禁酒

 マイケル・J・フォックス(57)は、 妻トレイシー・ポランのおかげで酒を断ち切ることができたそうだ。1990年代にパーキンソン病と診断され一時酒に溺れたマイケルだったが、トレイシーに叱咤されるのではなく冷たくあしらわれたので禁酒を決心したという。

 「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズでお馴染みのマイケルは、『エンターテイメント・トゥナイト』で当時を振り返りこう話している。「起きたら二日酔いの時があって、トレイシーに怒られると思ったんだ」「でも怒っていなかったよ。退屈した感じだった。僕にとっては、それが何よりも怖かったんだ」

 1988年にトレイシーと結婚したマイケルは、1992年にパーキンソン病と診断され、1998年に彼の病気を公にしている。現在4人の子供の父親であるマイケルは、持病との向き合い方について、「僕は受け入れているんだ。受け入れることは、あきらめることでもあるけど、今どんな状態なのか認識するべきだよ」「対処して前に進むんだ。そうすると客観視出来る。しょうがないものはしょうがない。僕の人生の99パーセントはパーキンソン病ではなくほかのものなんだ。それが僕を忙しくしているし、自分のことを可哀そうと思っている暇もないよ」と続けた。

 一方で、マイケルはパーキンソン病の症状について笑いが止まらないと以前に話していた。「実のところ、ほとんどの日で僕の症状について笑いが止まらないんだ。この前なんて朝に僕がキッチンに来てカップに注いでいたんだけど、それ自体がまずちょっと困難だろ。それで両手でカップを持ってたら妻が見ていて、『代わりにやってあげましょうか?』って言ってくれるんだけど、僕は『いや、大丈夫!』って答えたんだ。それで僕はキッチン中にこぼして歩いた跡をつけるわけさ。初めから悪かったけど、悪くなる一方でね。ホットコーヒーが手とか床にこぼれるんだ」

(BANG Media International)

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