ジュディ・デンチ、リチャード・ハリス賞を受賞へ
ジュディ・デンチ(83)が英国映画界への貢献を評価され、リチャード・ハリス賞を贈られる。60年以上に渡り女優としてキャリアを積み重ねてきたジュディは、来月2日にロンドンで開催予定の英国インディペンデント映画賞の授賞式で、「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア役で有名だった故リチャード・ハリスの名を冠した同賞の栄誉に預かることになる。
ジュディはこう語っている。「大変ありがたいことに、世界の映画産業の中でも活気や創造力あふれる場所の1つである英国映画界で60年近くに渡り働いてくることができました」「偉大なるリチャード・ハリスの名前を冠し、私が大好きな過去の受賞者たちが名を連ねているこの賞は、とても誇り高き、特別な栄誉だと思います」
2003年から始まった同賞の歴代受賞者には、ダニエル・デイ=ルイスやジュリー・ウォルターズ、ジョン・ハート、エマ・トンプソンなど錚々たる面々が名を連ねている。また昨年の受賞者ヴァネッサ・レッドグレイヴは、リチャードの息子で俳優のジャレッド・ハリスから同賞を手渡されていた。
そのジャレッドは今回のジュディの受賞について、「ジュディは登場した全てのシーンで活躍し、これまで私たちの心を掴んできました」「国宝と呼ばれるより職業的役者と思われたいという彼女ですが、紛れもなくイギリス人役者の旗手であり、金字塔なのです」とコメントした。
そんなジュディは『眺めのいい部屋』や『あるスキャンダルの覚え書き』、「007」シリーズなどの出演作で知られている。
ちなみに今年度の英国インディペンデント映画賞では、『女王陛下のお気に入り』が最多13部門でノミネートされたほか、『アメリカン・アニマルズ』が11部門でそれに続いている。
(BANG Media International)