ロバート・レッドフォード、回顧録を執筆中?

 ロバート・レッドフォード(82)が回顧録を執筆しているようだ。俳優業からの引退を発表しているロバートは現在、自身の映画界におけるキャリアの浮き沈みや、交際など私生活に関することを本にまとめる作業に時間を費やしているという。

 ロバートは以前、マイケル・カランに2011年に出版された伝記の執筆を許しており、自らインタビューに答えたのをはじめ、家族や友人への接触も認め、長年に渡る私的な日記や手紙まで渡していたものの、自分の人生における悲劇については口を閉ざしてきた。

 そんなロバートが今回、出産時に命を落とした母マーサの死と、生後10週間の息子スコットを1959年11月に乳幼児突然死症候群で亡くした悲痛な記憶についても心境を語るようだ。

 関係者は米版OK!誌にこう語っている。「ロバートは1つずつ思い起こしているところです。彼は自分やナタリー・ウッド、ジェーン・フォンダなど自分の半生に関わり合いのある女性たちに関する事実関係を明確にしたいようです」「また離婚後何年も経ってから再婚を決めた理由についても触れるようです。痛ましい思い出も綴るでしょう。これが心理療法のようになり、心に安らぎをもたらしてくれることを望んでいます」

 1985年に離婚した前妻ローラ・ヴァン・ワーグネンとの間には、スコットの他にもシャウナとジェームス、エイミーの3人の子供に恵まれたロバートだが、予定日より7週間も早く生まれたジェームスには先天的な呼吸困難があり、その後も潰瘍性大腸炎、結腸の除去、2度の肝臓移植を30歳前に経験している。

 さらに1983年には、娘シャウナの婚約者が後頭部を撃たれ、遺体として発見された。

 そんなロバートは乳児で亡くなったスコットについては、「本当に辛い出来事だった。僕らはとても若かったから。僕は初めての舞台の仕事をもらったところで、給料は多くなかった。乳幼児突然死症候群に関する知識なんて無かったから、親として自分自身を責めた。それが決して癒えない傷跡になっているんだ」と以前話していた。

 一方でジビレ・ツァガースとは、長年に渡る交際を経て、2009年7月に結婚した。

 1967年作『裸足で散歩』でジェーンの相手役を務め、一躍スターとして名声を挙げたロバートだが、2人はその後も数々の作品で情事を熱演、ジェーンは初共演作からロバートに恋していたと告白したことがあるものの、2人の関係が現実世界で発展することはなかった。

 『逃亡地帯』や『出逢い』、2017年のネットフリックス作品『夜が明けるまで』などでロバートの相手役を演じてきたジェーンはこうコメントしていた。「ロバートに恋していた。何もなかったけど、彼のキスはとても素晴らしかった。私は夢中で、ラブシーンが待ち遠しかった。唯一残念なことは、彼ってそういうシーンが好きじゃないってことね」

(BANG Media International)

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