「スポンジ・ボブ」の生みの親が死去

 『スポンジ・ボブ』の作者として知られるスティーブン・ヒーレンバーグが死去した。57歳だった。ヒーレンバーグは運動ニューロン疾患で知られる筋萎縮性側索硬化症(ALS)との闘病の末に帰らぬ人となった。

 ニコロデオンはこう声明を発表している。「ALSとの闘病生活の末、スティーブン・ヒーレンバーグが亡くなったという知らせに大変心を痛めています。ニコロデオンの皆にとって、彼は愛すべき友人で長年の創作パートナーでした。ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます」

 ヒーレンバーグが生み出した『スポンジ・ボブ』という作品は、そのユーモアや独自性により、子供や大人など様々な世代に受け入れられた。また登場人物やビキニタウンの世界観を使って、楽観主義や友情、無限の想像力と言った価値観を描いている。

 昨年3月にALSと診断されたと公表したヒーレンバーグは大学を卒業後、海洋生物学の講師として働いていた。元から執筆活動やイラストを描くことが好きだったこともあり、深海で生きるキャラクターを考案し、それがヒットアニメにつながった。

 1987年にアニメ業界でのキャリアをスタートさせた後、1993年から1996年までニコロデオンの番組『ロッコーのモダンライフ』に携わっていた。

 1999年に第1話が放送された『スポンジ・ボブ』は、同年7月から本格的なシリーズが開始されて以来、200話以上が制作され、子供や大人を魅了してきた。2004年の映画『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー』ではヒーレンバーグが脚本と製作、監督を担当し、2015年作『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』では製作総指揮と脚本として携わった。(BANG Media International)

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