シルベスター・スタローン、ロッキー役を引退

 シルベスター・スタローン(72)が、もう2度とロッキー・バルボアを演じることはないと宣言した。1970年代にロッキー役でスターダムにのし上がったスタローンだが、今回その有名なボクサー役を引退することをインスタグラムで発表した。

 スタローンは「ロッキー」第1作で登場したホームレスがドラム缶の焚火で暖を取っているシーンをオマージュした動画を投稿し、「40年以上に渡り、『ロッキー』ファミリーを温かく受け入れてくれた世界中の皆に感謝したい。この特別なキャラクターを創作し、演じることができて大変名誉に思っている。悲しいことに物事には終わりってものがある。優しい皆のことは大好きだし、最も大事なことは、ロッキーは皆の中で生き続けるから死なないということ」と綴った。

 来年1月11日に日本での公開を控える「クリード 炎の宿敵」でもロッキー役を演じているスタローンだが、同作ではかつて戦ったイワン・ドラゴの息子との試合に臨むライバルだったアポロの息子アドニスのトレーニングを支えている。息子達は1980年代の互いの親の因縁に翻弄され、アドニスとロッキーは過去に直面することになる。

 そんなロッキーというキャラクターは、劇中のトレーニングで駆け上がった「ロッキー・ステップ」で知られるフィラデルフィア美術館の近くに銅像が建てられるなど不滅の存在となっている。(BANG Media International)

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