故エイミー・ワインハウスの元夫、ホログラムツアーを批判
故エイミー・ワインハウスの夫であったブレイク・フィールダー・シビルが、エイミーのホログラムツアーの企画を批判した。2007から09年にかけてエイミーと結婚生活を送ったブレイクは、エイミーの父ミッチ・ワインハウスが企画しているホログラムツアーが金銭目当てでエイミーを利用しているだけだと非難している。
「グッド・モーニング・ブリテン」出演時、ブレイクはこう話している。「僕にとってホログラムはビデオクリップを見ているのや彼女の音楽を聴いているのと何ら変わりはない」「僕はこれまでに作られてきた全ての企画に反対だ。エイミーが7年前に亡くなって以来、3本の映画が作られ、今度はホログラムツアーだって。このツアーの目的があまり見当たらない」
しかし、同番組の司会者であるピアーズ・モーガンが、ブレイク本人もエイミーのことをメディアに話すことで金銭的利益を得ているのではないかとすると、ブレイクは「金銭的利益を得ているという言葉には語弊がある」「お金をもらわなくたって僕は同じことをしただろうから。でもお金をもらったのは、仕事が見つからず、ほかにお金を稼ぐ方法がない状況にあったからだ」と答えた。
一方でエイミーの遺族は、11年7月に他界したエイミーはデジタル画像により蘇らせて、ヒットソングをステージで歌い上げるそのツアーについてこう声明を出している。「ホログラムツアーからの遺族の利益は、ドラッグやアルコールについての知識や音楽プログラムなどを通じて、イギリスや国外にいる1000人以上の若者を支援しているエイミー・ワインハウス基金に寄付されます」「ファンのみなさんからの前向きな反応もある一方で、ホログラムは全ての人に喜んで受け入れられているわけではありません。しかしエイミーは助けを必要とする人たちに手を差し伸べることに情熱を傾けていたわけですから、私たちはエイミーの名の元でそれを続けていくことが重要なのです」(BANG Media International)