ヴィクトリア・ベッカム 自身のブランドが10億円以上の赤字
ヴィクトリア・ベッカムのブランドが2017年度に1020万ポンド(約15億円)の赤字となっていたことがわかった。2008年設立のブランド、ヴィクトリアベッカムは前年度の820万ポンド(約12憶円)の赤字を更に下回る結果となった。一方売り上げに関しては前年度の3640万ポンド(52億円)から4250万ポンド(60億円)まで上昇している。
2016年には夫デビッド・ベッカムから同ブランドへ850万ポンド(約12億円)の支援があったものの、赤字続きの実状だったようだ。
同ブランドがまとめた報告書によると、株主らはこの赤字を減らすことに尽力しており、中間報告では収支が合うことを見込んでいるそうで、赤字の理由についてはブランドの将来的な投資、上層部構築の費用などを挙げている。
またロンドンの投資会社NEOも昨年3000万ポンド(約43億円)を投資しており、現在は同ブランドの少数株主の一つとなっている。NEOは同ブランドのウェブサイト、セールス、販売や店舗などの改変を任されていた。
今回赤字報告こそ出されたものの、ヴィクトリアは昨年同ブランド設立10周年を9月のロンドン・コレクションで祝ったところで、エスティローダーとのカプセルコレクション、米スーパーマーケットのターゲットと限定コレクションを発表するなど精力的な活動を見せていた。
他にも昨年9月にはチェアマンとして元クロエのCEOラルフ・トレド、CEOにはダイアンフォンファステンバーグの元CEOであるパオロ・リヴァを迎えており、当時リヴァはこう話していた。「私たちは引き続きアメリカ、アジアといったマーケットの拡大を目指して投資を続けるつもりです。中期に向けての黒字を約束する確かな戦略をもってです」「ブランドの次章に向けヴィクトリアとチームと共に働くことをた楽しみにしています」
ロンドンのメイフェア地区や香港に豪華なフラッグシップストアを構える同ブランドは、ウェブサイトを含め50か国で400もの子売店抱えている。(BANG Media International)