トム・ヨーク、レディオヘッドのロックの殿堂入りを欠席
トム・ヨークはレディオヘッドのロックの殿堂入り式典に出席しない意向のようだ。トムは式典の9日後にあたる4月7日にフィルハーモニー・ド・パリでの公演を控えていることを理由に、式典に出席しないつもりであることを明かした。
ヴァラエティ誌にトムはこう話す。「出席できないんだ。(フランス人ピアニストのラベック姉妹のために)作ったピアノの曲のことがあるから。フィルハーモニー・ド・パリがあるからその場にいないと。そういう予定になってるんだよ」
そしてバンドメンバー共々、殿堂入りの価値が今一つ飲み込めないとして「誰かの気分を害するつもりはないけど、ただ僕らにはその意味がよく理解できないんだ」「イギリス人としてはあまり理解できない。イギリスで行われる全ての式典がうさん臭いってとこも問題なんだろうね」「ブリット・アワードを見て育ったけど、あれは巻き込まれたくない飲酒運転事故みたいなものだし。だから殿堂入りのこともどう捉えて良いか分からない」と話した。
3月29日にニューヨークのブルックリンで行われる式典では、ジャネット・ジャクソンやスティーヴィー・ニックスの殿堂入りも決定している。ジャネットはその栄誉について「ロックの殿堂のみなさん、ありがとうございます。とても光栄に思いますし、兄たちと共にそこに名を並べられることを嬉しく思います」とコメントを出していた。
1997年にはジャネットの兄ジャッキー、ジャーメイン、マーロン、マイケル、ティトがジャクソン5として、そして01年にはマイケルが個人として殿堂入りを果たしている。
93年以前にファーストシングルまたはアルバムをリリースしたことが条件となる今年度の殿堂入りアーティストには、他にもザ・キュア、デフ・レパード、ロキシー・ミュージック、ザ・ゾンビーズらがその栄誉を受け取る。(BANG Media International)