ジョニー・デップ、元ボディガードらと和解
ジョニー・デップが、提訴されていた元ボディガードの2人と和解に至ったそうだ。ユージン・アレオラとミゲル・サンチェスは、2016年から2017年にかけて警護している間にジョニーによって違法薬物に晒されたことや、安全ではない状況による酷い労働環境などに関して訴えを起こしていた。
今月4日にボディガード側がロサンゼルスで提出した裁判所文書によると、被告と原告の間にあった全ての問題を解決する条件付きの示談が成立したという。
それにより、本件に関する予定していた審問も全て中止され、現在解決済みとされている。和解案については明かされていないため、ジョニーが条件の一部として金銭解決を図ったかどうかは不明だ。一方でジョニーはこの件に関して、如何なる反訴も行っていなかった。
昨年5月に訴状が提出された際、2人は賃金の未払いや不当解雇などを訴訟の理由に挙げており、「ボディガードとしての仕事以上のことを要求される状況になっていた」と主張していた。
2人は違法物質や蓋のない容器、未成年を載せた車を何度も運転させられたほか、公共の場でジョニー本人だけでなくその悪習からも守らなければいけないような世話役を強いられたと主張し、その安全とは言えないような労働環境によってストレスによる障害が出たとしている。
またアレオラ、サンチェス共に2年に渡って残業代が支払われていなかったそうで、法律で定められている食事や休憩の時間も与えられなかったと訴えていた。
訴状の数々の重要な訴えに関しては、ジョニーの警備主任で2人の直属の上司だったレオナルド・ダミアンを名指しており、ジョニーには悪意がないようで、訴状の一部には「(アレオラとサンチェスは)強制的に解雇されたものの、多くの同僚たちとの仕事を楽しんでおり、ジョニー・デップに対して悪意はない」と綴られていた。
(BANG Media International)