ダレン・クリス（31）は父親の教えに従って、ゴールデン・グローブ賞授賞式でのスピーチを準備していたそうだ。『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』で実在の殺人犯アンドリュー・クナナンを演じたダレンは、６日に開催された同式典において自身の受賞を期待していなかったそうだが、ミニシリーズ/テレビ映画部門の男優賞の栄光に輝き、フィリピン出身の母親に感謝を述べるなど感動的なスピーチをした。

　E！ニュースにダレンはこう話している。「僕のおやじは、明瞭で特定なことにこだわりを持っていて、それが５分の１や10分の１の確率でも、もしもの場合に備えてスピーチを準備しなければならないと言ってたんだ。だから、もし受賞することになったら、絶対僕の母に捧げようと思ったよ」

　そんなダレンは心の準備をしていたおかげで冷静を保つことが出来たそうだ。「奇跡だよ。スピーチ中泣き崩れなかったことは。最後までちゃんとできた」

　またスピーチの中でダレンは、昨年のハリウッド作品が多様になってきたことに触れ、「フィリピンのセブ島からこの国にやって来てこのような素敵なパーティに出席することを夢見た自立心溢れる女性の息子としてその小さな一端を担ったことを非常に誇りに思います。ママ、今観ているよね。僕の人生で起こったこと良いことの大部分はママのおかげだよ。すごく愛してる。これはあなたに捧げます」と述べた。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）