ポール・ヴァン・ダイク、ステージ転落事故の損害賠償金13億円を獲得
ポール・ヴァン・ダイクが2016年に起きた命に係わるステージからの転落事故で、損害賠償金として1200万ドル(約13億円)を補償される。ポールは2年前、オランダでのア・ステイト・オブ・トランス・フェスティバルのセットから落下し、脳の後遺症と脊髄損傷の重傷を負う被害に遭っていた。
ポールは同イベントオーガナイザーのALDAイベントと調停に入り、昨年9月にその事例が審理されていた。そして今回ポールは医療費や怪我によって被った経済的損失として計1258万8643.45ドル(約13.8億円)が補償されることとなった。
ザ・ブラストが入手した裁判文書によると、ALDAはポールを安全とされないステージでパフォーマンスさせ、そのステージはポールのステージではおなじみのジャンプに構造上対応していないことを知らせていなかったとされている。
ポールはこれからかかるであろう医療費として200万ドル(約2.2億円)、2016年から2017年にかけて失った利得120万ドル(約1.3億円)、これから10年に渡って失うであろう247万5000ドル(約2.7億円)、損害賠償として更に550万ドル(約6億円)がALDAから支払われる。
事故後、ポールはユトレヒトの病院に数週に渡って入院、その後5月半ばにベルリンの施設へと移動していた。そしてメキシコのエレクトリック・デイジー・カーニバルなど、その後予定されていた公演がキャンセルを余儀なくされ、7作目となるアルバム『フロム・ゼン・オン』も2017年10月20日までリリースが遅れることとなった。
その後ポールは8作目となる『ミュージック・レスキューズ・ミー』を昨年リリースしている。
(BANG Media International)