トランプ米大統領がゴールデンラズベリー賞にノミネート!

 ドナルド・トランプ米大統領が第39回ゴールデンラズベリー賞の3部門にノミネートされた。マイケル・ムーア監督作『華氏119』やディネシュ・ドゥスーザ監督作『デス・オブ・ア・ネーション』に本人役で登場したトランプ大統領は、この2作品でラジー賞とも呼ばれる同賞で最低男優賞の候補者に選出されたほか、自身とその「永続的な心の狭さ」の組み合わせで最低スクリーンコンボ賞にもノミネートされている。

 またメラニア夫人も『華氏119』で最低助演女優賞の候補者に名を連ねる中、トランプ大統領の元選挙対策本部長で、カウンセラーを務めるケリーアン・コンウェイや『フィフティ・シェイズ・フリード』のマーシャ・ゲイ・ハーデン、『ギャング・イン・ニューヨーク』のケリー・プレストン、『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』のジャズ・シンクレアらが対抗馬として名前が挙がっている。

『華氏119』は、大統領選でのトランプ勝利の社会や経済、政治への影響を感じ取るためにムーア監督がアメリカ国民にインタビューを試みたドキュメンタリー作で、一方の『デス・オブ・ア・ネーション』はファシズムや白人至上主義について深く切り込んだものの、『ヒラリーのアメリカ、民主党の秘密の歴史』のリメイク版という評価で最低リメイク/パクリ/続編賞にノミネートされるに至った。

 最低男優賞の候補者にはトランプ大統領のほか、『名探偵シャーロック・ノームズ』でタイトルロールの声優を務めたジョニー・デップや『ホームズ&ワトソン』でシャーロック・ホームズを演じたウィル・フェレル、『ギャング・イン・ニューヨーク』のジョン・トラボルタ、『デス・ウィッシュ』のブルース・ウィリスなど錚々たる面々が顔を揃えている。

 コメディ映画『パペット大騒査線 追憶の紫影』や『ギャング・イン・ニューヨーク』、『ホームズ&ワトソン』がそれぞれ最多となる6部門でノミネートされている中、『パペット大騒査線』は「気味の悪いセックスシーン」など役者とパペットの組み合わせで最低スクリーンコンボ賞の候補に選ばれた。さらに上記3作品に『ロビン・フッド』と『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』を加えた5作品で最低映画賞を争うことになる。

 一方で最低女優賞は、『ロンドン・フィールズ』に出演したジョニーの元妻アンバー・ハードや『パペット大騒査線』のメリッサ・マッカーシー、『ペパーミント』のジェニファー・ガーナー、『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』のヘレン・ミレン、『ジュディーを探して』のアマンダ・セイフライドらが賞レースを展開する。

 ゴールデンラズベリー賞の授賞式は、アカデミー賞授賞式の前日となる来月23日にロサンゼルスで開催される予定だ。 

(BANG Media International)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス