マニック・ストリート・プリーチャーズのリッチー・エドワーズ失踪に新説が浮上

 マニック・ストリート・プリーチャーズのリッチー・エドワーズが失踪した事件に関して、新たな説が浮上している。1995年2月、当時27歳だったリッチーはロンドン中心部のエンバシー・ホテルから失踪し、その後公的機関や家族、バンド仲間のジェームス・ディーン・ブラッドフィールド、ニッキー・ワイア、ショーン・ムーアらが必死の捜索を試みたものの、2008年に死亡宣告が出されていた。

 しかし今回、サラ・ホーイズとレオン・ノークス共著の新本に全面的に協力したリッチーの妹レイチェル・エリアスがこれまで公開されなかった彼の私物を調査したところ、リッチー本人が自分の死を偽装した可能性が出てきたという。

 その本『ウィズドロウン・トレーシズ:サーチング・フォー・ザ・トゥルース・アバウト・リッチー・マニアック』には、1980年リッチーが学校の宿題で作った物語で、失踪後本人が実際に通過したとされているセバーン橋から消え去るあらすじが書かれていたこと、80年間自分の生家から離れず一人で生きた叔母や1960年代に隠遁した叔父へリッチーが興味を示していた証拠などが記述されている。

 完全失踪という考えに取りつかれていたリッチーについて書かれた同本について著者の1人であるサラはザ・サン紙にこう話す。「彼がとても知性的であったことからも、本人に失踪願望があったのなら、彼はその達成に十二分に能力を発揮できる人間だと思います」「バンドのメンバーが言っているように、リチャードは劇的な象徴を見せることにとても長けていました」「自分が読んだ本、インタビューで自身が発言したことについてよく熟考していました」「彼が残した本やその他の色々なもの、失踪前に喋ったことには象徴的な事柄が含まれていて、皆さんは『ああ、彼は自分の失踪を計画していたんだ』と思うことでしょう」

 同本は他にもリッチーが診断を受けていないもののアスペルガー症候群を患っていて、対処メカニズムとして世界をシャットアウトする性格が形成されたことや、知られざるリッチーの内面、他にも失踪前に最後に会っていたヴィヴィアンという謎の女性の詳細についても書かれている。

(BANG Media International)

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