カニエ・ウェスト 2016年発表のアルバムを巡る裁判に決着

 カニエ・ウェストの2016年発表のアルバム『ザ・ライフ・オブ・パブロ』を巡る裁判に終止符が打たれた。2016年、ファンの男性ジャスティン・ベイカー・レットは同作がジェイ・Zによるストリーミングサービス、タイダルでしか聴くことができない不満をツイートし訴訟に発展、その後同作はアップルやスポティファイでもリリースされることとなっていた。

 しかし29日その訴えは棄却され、ジャスティンとカニエは「原告の訴えは棄却、暫定的なクラスアクションとし、お互いの弁護士費用はそれぞれが負担すること」に同意したという。ザ・ブラストによると今回の判決において、2人がお互い金銭的なやり取りをしたのかどうかについては不明となっている。

 ジャスティンのカニエとタイダルに対する訴えは2016年のカニエのツイート「俺のアルバムは決してアップルではリリースしない。売り物じゃないんだ。タイダルでだけ手に入る」に端を発していた。当時の裁判文書にはカニエのファンの多くがその新作を聴くためにタイダルに加入しなければならず、ここでしか聴けないと信じ毎月会費の9・99ドル(約1100円)を支払っていたと記されていた。ジャスティンはこの売り方は人を欺くマーケティング戦略と批判、何百万人ものアメリカ人たちがタイダルにだまし取られたこと、同作のリリース前にタイダルが破産寸前だったことも訴えていた。

 今回の訴えには決着が着いたとされるものの、タイダル関連でカニエは、自身やビヨンセのアルバムのストリーミング回数の水増し疑惑を持たれていてノルウェーの機関が調査する予定となっている。(BANG Media International)

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