グラミー賞、チャイルディッシュ・ガンビーノが『ディス・イズ・アメリカ』で最優秀レコード及び最優秀楽曲!
チャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァーが今年のグラミー賞で年間優秀楽曲と年間最優秀レコードの栄誉を手にした。10日、ロサンゼルスのステイプルセンターで開催された式典にドナルドの姿はなかったものの、両賞受賞はラッパーとして初、更には今年の最多受賞者となる快挙も見せた。ちなみにドナルドの楽曲『ディス・イズ・アメリカ』は両賞の他、最優秀ミュージック・ビデオと最優秀ラップ/歌唱・パフォーマンスにも選ばれている。
また、ケイシー・マスグレイヴスが、『ゴールデン・アワー』で年間最優秀アルバムと最優秀カントリー・アルバム、『スペース・カウボーイ』で最優秀カントリー・ソング、『バタフライズ』で最優秀カントリー・パフォーマンス(ソロ)と4部門を制覇しドナルドに肩を並べ、年間最優秀アルバムの選出に、「この受賞ほど自分のアルバムにとって素晴らしいものはない」と感激の言葉を述べていた。
他にもレディー・ガガが、『ジョアン』で最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)、英国アカデミー賞出席のため式典を欠席していたブラッドリー・クーパーとの『シャロウ ~「アリー/ スター誕生」愛のうた』で最優秀映像作品楽曲と最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)の3部門を手にした。
また、ガガと並んで、ブランディ・カーライルが3部門、他にもデュア・リパが最優秀新人、カーディ・Bが『インベージョン・オブ・プライバシー』で最優秀ラップ・アルバム、ドレイクが『ゴッズ・プラン』で最優秀ラップ・ソングの誉れを手にした。
アリシア・キーズ司会による今回の式典は、昨年亡くなったアレサ・フランクリンを追悼するファンタジア、アンドラ・デイ、ヨランダ・アダムスによるステージや、デュア・リパとセント・ヴィンセント、マイリー・サイラスとショーン・メンデス、ポスト・マローンとレッド・ホット・チリ・ペッパーズといったデュエットパフォーマンスが会場を盛り上げていた。
また、ダイアナ・ロスは75歳の誕生日を記念して2曲を披露、他にもカントリーの大御所ドリー・パートンを称える10分に渡るステージをケイシー、マイリー、ケイティ・ペリー、マレン・モリス、リトル・ビッグ・タウンらが彩った。
一方、同式典のオープニングではカミラ・カベロ、リッキー・マーティン、ヤング・サグが『ハバナ』で会場のボルテージを一気に上げていた。
第61回グラミー賞主な受賞作品
年間最優秀アルバム ケイシー・マスグレイヴス『ゴールデン・アワー』年間最優秀レコード チャイルディッシュ・ガンビーノ『ディス・イズ・アメリカ』
最優秀新人 デュア・リパ
最優秀ラップ・アルバム カーディ・B『インベージョン・オブ・プライバシー』
最優秀R&Bアルバム H.E.R『H.E.R』
最優秀ラップ・ソング ドレイク『ゴッズ・プラン』
最優秀カントリー・アルバム ケイシー・マスグレイヴス『ゴールデン・アワー』
年間最優秀楽曲 チャイルディッシュ・ガンビーノ『ディス・イズ・アメリカ』
最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ) レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー『シャロウ ~「アリー/ スター誕生」愛のうた』
最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ) レディー・ガガ『ジョアン』
最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム アリアナ・グランデ『スウィートナー』(BANG Media International)