カール・ラガーフェルドの遺産、愛猫が全額相続へ!?
カール・ラガーフェルドの1億5000万ポンド(約220億円)の遺産を、彼が生前愛した猫シュペットが全額相続する可能性が出てきた。カールの出身国ドイツの法律では19日、85歳で他界したシャネルのクリエイティブ・ディレクターの遺産は、このバーマン種の猫が財団などを通して「法定相続人」として指名されている限り、遺産の全額を受け取る可能性もあると仏ル・フィガロ紙は報じている。
カールは2011年、モデルのバティスト・ジャビコーニから旅行中面倒を見て欲しいと頼まれ同猫を預かったものの、すっかり彼になつき、その後自身のペットとして引き取ることにしたなったという。カールは昨年、彼の巨額の財産を愛猫に相続することに関しニュメロ誌にこう話していた。「相続人の一人です。皆に行き渡るだけの額はありますよ。彼女にも、ちょっとした額の財産を残してます。彼女も相続人です」
数週間前から体調を崩していたカールは18日夜、パリの病院に運ばれ、翌朝息を引き取ったが、死因は公開されていない。
生前カールは自身の最後については明確な指示を出していた。死亡後に公開された、昨年4月に行われたインタビューの中でカールはこう話している。「埋葬はしません。火葬の後、僕の遺灰は母の遺灰と共に散灰するよう頼んでいます。もし、シュペットが私の前に亡くなれば彼女のものもです」
(BANG Media International)