マドンナとレディー・ガガ、戦いに幕を下ろす
マドンナとレディー・ガガが、長年続いた確執に終止符を打った。24日のアカデミー賞授賞式典で「シャロウ ~アリー/ スター誕生愛のうた」で歌曲賞を受賞したガガが、その後マドンナ主催のアフターパーティ-へ出席、2人が一緒に笑顔で写真を撮られていた様子から、2人の長年の争いがついに終わりを迎えたと見られている。
白のドレスに身を包んだマドンナが、受賞トロフィーを片手にした黒のドレスのガガの頭を抱え込んだポーズで撮影された、タイム誌がシェアしたこの写真は、その後マドンナのツイッターにも投稿され「イタリア人女子をなめないでよ(ハートの絵文字)」とキャプションが付けられていた。
また同パーティーはSNS投稿禁止であったものの、2人が仲良く鼻をこすり合う動画もファンサイトに登場している。
2人の抗争は2012年までさかのぼる。以前から10代はマドンナのファンであり自身のヒットシングル「ボーン・ディス・ウェイ」はマドンナの「エクスプレス・ユアセルフ」に影響受けたものだと認めていたガガだが、マドンナがそのガガのことを「縮小的」と表現したのだ。
それに対しガガは、自身のドキュメンタリー番組「ガガ:ファイブ・フット・トゥー」の中で、こう反撃していた。
「私はイタリア人で、それもニューヨーク出身。だから問題があったら、その本人を前にきちんと言う。彼女の嫌な部分はそこなのよ。私は彼女をパフォーマーとしてとても尊敬しているけど、彼女が私の目を見て私が縮小的とかなんとか言えないってことが理解できないわ。テレビで観たのよ。メディアを通して私がクズだって言ってたわ。それって、友達に頼んで『友達が君のこと好きなんだけど』ってメモを渡してもらうのと一緒よね。なにそれ!その友達ってどこ?自分で壁ドンしてキスしなさいよって感じでしょ。マドンナにも、私を壁に突き付けてキスして、私はクズだと言って欲しいわ」
この確執は最近まで続いており、マドンナは昨年12月にも「アリー/ スター誕生」のプレスツアーでのガガの発言を批判していた。ガガが共演者で監督のブラッドリー・クーパーに関して「部屋に100人いて99人はあなたを支持しなくても、(支持してくれる人が)一人いれば人生が変わる」と言ったことが、自身が80年代にしたインタビューでの発言と酷似しているとしてその動画をインスタグラムストーリーにした上、「私を馬鹿にしないで、クズ」といった投稿もしている。(BANG Media International)