マックルモア、依存症克服支援コンサートで受賞が決定、依存症克服支援コンサートで受賞が決定
マックルモアに、音楽業界関係者の依存症克服を支援する団体ミュージケアーズによるコンサート・フォー・リカバリーにおいて、スティーヴィー・レイ・ヴォーン賞が授与される。自身も依存症と闘った過去があり、現在では同じ状況で苦しむ人々を支援する側に回って活動するマックルモアは、5月16日にロサンゼルスのザ・ノヴォで開催される同コンサートで、パフォーマンスも披露する予定だという。
マックルモアは声明の中こう話している。「依存症は誰もがなりえる病気であり、治癒には援助やサポートが必要です」「僕にとっては回復が第一優先であり、しらふを保つことが出来なければ、僕が大切にするあらゆるものが危険に晒されることになります」「依存症に苦しむ音楽コミュニティーの人々が最も必要とするサービスや支援を提供するミュージケアーズの力になれることを光栄に思います」
伝説的ギタリスト、故スティーヴィー・レイ・ヴォーンにちなんだ同賞は、昨年のU2 のアダム・クレイトンをはじめ、過去にアリス・クーパー、ラーズ・ウルリッヒ、オジー・オズボーン、故クリス・コーネル、リンキン・パークのチェスター・ベニントンらに贈られている。
コメディアンのジョエル・マクへイルが司会を務める同コンサートでは、昨年9月に事故的薬物過剰摂取で26歳の若さで他界したラッパー、マック・ミラーへのトリビュートも予定されている。
グラミー賞の主催などで知られるザ・レコーディング・アカデミーの傘下にあるミュージケアーズ財団は「音楽コミュニティーの人々に依存症回復支援を提供する」ことを目的に1989年に設立され、これまで多額の経済的、医療的支援を行ってきた。
また先月に開催された2019年グラミー賞式典では、同財団からドリー・パートンにミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤーが贈られており、過去には、昨年8月に他界したアレサ・フランクリン、ポール・マッカートニー、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、スティーヴィー・ワンダー、ビリー・ジョエル、ポール・サイモンらが同賞の栄誉にあずかっている。
(BANG Media International)