ザ・ウィークエンドに盗作疑惑
ザ・ウィークエンドが、曲の盗用で訴えられている。3人のソングライター、ウィリアム・スミス、ブライアン・クローバー、スコット・マクロックは、ザ・ウィークエンドの4枚目のアルバム『スターボーイ』に収録された『ア・ロンリー・ナイト』が、自身らの曲『アイ・ニード・トゥ・ラブ』をあからさまに盗用して作られたものだとし、損害賠償を求めている。
ザ・ブラストが入手した法廷書類によると、3人は、2004年から2005年にかけて『アイ・ニード・トゥ・ラブ』を制作し、世界中のアーティスト何人かに提供の話を持ち掛けた末、2008年ユニバーサル・ミュージックが同曲を含む3人の全曲の権利を買収していた。しかし2016年、3人は同社から全権放棄の知らせを受け、その数週間後に『ア・ロンリー・ナイト』を初めて耳にしたという。
類似点に焦点を当てるため同2曲を1曲に編集して提出した3人は、不特定の損害賠償に加え、侵害行為1件につき15万ドル(約1670万円)を求めている。
ザ・ウィークエンドは昨年にも、ダフト・パンクをフィーチャリングしたアルバム『スターボーイ』のタイトル曲が、ソマリア系アメリカ人アーティスト、ヤスミーナの1999年に発表した曲『フーヨ』の盗用であるとして訴えられていた。ヤスミーナは、ブログやソーシャルメディアなどで同2曲のビートやテンポにおける類似点が取り沙汰されていると指摘、プロデューサーが2人を訴えたものの、アーティスト自身は賠償金を受け取ることはなかったと報じられている。
(BANG Media International)