タロン・エガートン、『ロケットマン』の役作りのためエルトン・ジョン宅に滞在

 タロン・エガートン(29)は、エルトン・ジョンの家に泊まり、本人から直接話を聞いて伝記映画『ロケットマン』の撮影に備えたという。

 同映画でエルトンを演じるタロンは、マン・アバウト・タウン誌のインタビューでこう話している。「撮影が始まる前に、かなりの時間をジョンと過ごしたよ。彼は撮影現場には顔を見せなかった。もしそうなってたら、かなりやりにくかっただろうね。でもクランクイン前に、彼の家に泊まったんだ。日記を読ませてもらたり、彼に質問したりしたよ。助かったね」「だから、この作品は信憑性があって、エルトンが太鼓判を押してくれているような感じさ。素晴らしいことだね。今でも週1、2回は話しているよ。彼とは親しい仲になったんだ。それって、ちょっとシュールだけどね!」

 またタロンは、エルトンを演じるにあたり、単なるモノマネだけは避けたいと思っていたそうだ。「誰かに似せるということを第一目標にしてしまうと、純粋な表現や真の人間性を少し犠牲にすることになると思う。少し、味がなくなるというか。これは、誰かの人生、そこで何が起きたかを映し出すものだから、それだけは絶対したくなかった」「だから、タロンが見え隠れするのは当然だと思う。これは、(エルトンの)精神や心の動き、薬物中毒を描いたもので、インタビューでの口の動き方がどうかなんて大切じゃないからね」

 そんなタロンは、同作品では自らの解釈を加える自由を与えられたそうで「僕にとって、少し変わったやり方でこのストーリーを語れたことはとても楽しかったよ。役に少し捻りを加えたんだ。ワイルドでアナーキーな感じで狂人のように走り回ったり踊ったりしたけど、ジョンはそんなことしなかったかもしれない。でも、それが楽しいだろ。俳優のちょっとした特権だね」と続けている。(BANG Media International)

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