アリアナ・グランデが、リプロダクティブヘルスに関する医療サービスを提供する非営利組織、プランド・ペアレントフッドに多額の寄付金を送った。E！ニュースによると、アリアナは、８日ジョージア州アトランタで開催された自身のコンサートの利益から２５万ドル（約２７００万円）を中絶や避妊を支援する同団体への募金に回したという。

　今回のアリアナの行動の背景には、アメリカの９つの州が中絶禁止法案を可決したことがあり、ジョージア州では同法の可決に関して議論が分かれ、アラバマ州では先日、全米一厳しい中絶禁止法が定められ話題となっていた。

　同団体のプレジデントのリアナ・ウェンはE!ニュースにこう声明を送っている。「差し迫った時期にアリアナ・グランデから寛大な寄付をもらいました。ジョージア州、そして全米で、ウィメンズヘルスに反対する政治家たちが、安全で合法な中絶を禁止しようとしています」「これはアメリカ国民が望んでいることではありませんし、これからも支持することはありません。アリアナのような鼓舞してくれるサポートに感謝しています。プランド・ペアレントフッドは闘い続けます。法廷で、国会で、州議会議事堂で、そして街中で、人々の健康と生活を脅かす危険な攻撃に反対致します」「アリアナの、長きに渡る女性の権利へのサポート、プランド・ペアレントフッドへの支持、リプロダクティブ・ヘルスへの擁護に本当に感謝しています。何が起ころうと我々は闘う事を止めはしないでしょう」

　一方、アリアナより一足お先に、恋人カイリー・ジェンナーの１歳４か月になる娘ストーミちゃんの父親でラッパーのトラヴィス・スコットが同団体に対し、アラバマ州で開催された自身出演のフェスティバルでのグッズの売り上げを寄付していた。

　昨年からアメリカの各州で制定されている中絶禁止法に反対を示すセレブとしてはアリアナとトラヴィス以外にも、エイプリル・ラブ・ギアリー、アシュレイ・ジャッド、ビジー・フィリップス、ジャミーラ・ジャミル、ミラ・ジョヴォヴィッチらがいる。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）