「モンスターズ・アンド・メン」のレイナルド・マーカス・グリーンが、ウィル・スミス出演作「キング・リチャード」の監督に決まった。ワーナー・ブラザースが製作する同作では、ザック・ベイリンの脚本を基に、テニス経験がないにも関わらず、ビーナスとセリーナ・ウィリアムズ姉妹をトップテニスプレイヤーになるまでに育て上げたウィル演じる父親リチャード・ウィリアムズの半生を描く。

　来年公開予定の本作だが、ウィルがその製作会社オーバーブルック・エンターテイメントを通じて製作を担うものの、ウィリアムズ姉妹は製作陣に名を連ねないという。一方でスター・スローワー・エンターテイメントを通してティム・ホワイトとトレヴァー・ライトも製作に参加、アラン・マンデルバウムとケイレブ・ピンケットがメアリー・ソロモンやリック・リッカートセンらと共に製作総指揮を務める。

　現在７７歳のリチャードは、娘たちが幼い頃からロサンゼルスのコンプトンでテニスのトレーニングをさせ始め、彼女たちが４歳になる頃にはプロになるためのプランを７８ページに渡って書き上げていた。そして１９９９年にセリーナが全米オープン、２０００年にビーナスがウィンブルドンと、若干１０代にして世界を制覇するまでにのし上げた。その後、セリーナはグランドスラムで個人として２３回の勝利を収め、一方のビーナスは７回のグランドスラム王者に輝いている。

　そんな父親を、セリーナは以前、キャリアで最も重要な存在として挙げていた。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）