キャリー・アンダーウッド、訴えられる
キャリー・アンダーウッドが、2018年にNBCのアメリカンフットボール番組「サンデー・ナイト・フットボール」で使用されていたテーマソングに関して訴えを起こされている。
原告のソングライター、ハイディ・メリルは、2016年に「ゲーム・オン」という曲を作曲、翌年にキャリーと彼女のプロデューサーのマーク・ブライトにスポーツをテーマにした曲として提供したいと渡した所、「検討してみる」と告げられたという。
その後キャリーは同じく「ゲーム・オン」と題された曲を発表、ハイディは自分が作曲したものにタイトルはもちろん、テンポ、サビ、コード進行、拍子ほか様々な要素で類似性が見られると主張している。
キャリーとマークの他、EMIエンターテインメント、ワーナー・チャペル・ミュージック、NFL及びNBCまで相手取ったハイディの裁判書類には、「被告らは故意に、意志的に、意図的に原告側のオリジナル曲の著作権に触れる部分をコピーし、公にパフォーマンス、発表するなどし、個人的及び商業的利益のために原告が持つその曲の権利を侵害した」と明記されている。
一方、ハイディの弁護士のティモシー・フォスター氏はビルボードにこう話している。「著作権法は、創作物のオリジナルの製作者を守るために作られたものです。我々のクライアントは2016年『ゲーム・オン』という曲を作曲し、キャリー・アンダーウッドの曲にどうかと彼女のプロデューサーを通して提出しました」「アンダーウッドさんの代表はその『ゲーム・オン』に興味はないと告げたものの、その後アンダーウッドさんは他の原告の協力のもと、新たに『サンデー・ナイト・フットボール』のテーマ曲としてタイトルも同じ曲をリリースしました。そしてその曲はオリジナルと様々な点で類似性が見られるものとなっています」「このようなタイプの搾取こそが著作権法で取り締まるべきものの一つです。我々はクライアントが作曲したオリジナルソングの権利を立証するため全面的に動いていく次第です」
(BANG Media International)